宿曜占星術の歴史
起源はインド中国、空海が日本へ伝えた占星術
起源は、弘法大師の空海が翻訳し、広めていた宿曜経を密教徒たちが研究したことからはじまります。
研究がすすむにつれ道教の概念も取り入れられました。この占星術を生業とするものを宿曜師と言います。この占星術を宿曜道と呼ぶことがあります。
宿曜道は、インドから中国へ、そして日本に伝わってきました。
インドも中国も歴史のある国家です。日本でも、戦国時代から政治に影響を与えていました。貴族政治から武家政治に移行した時代には、占星術も武家に流れ、特に軍略に用いられるようになりました。これは珍しいことではなく、中国の三国時代には諸葛孔明が軍略に占星術を用いただけでなく、織田信長や武田信玄も戦の際には未来を占いました。信玄の軍配には、28宿が、描かれていたそうです。江戸時代に入ると、徳川家康の側近であった天海僧正が宿曜占星術を用いたと言われています。