三・九の秘法とは
宿曜占星術の奥義
宿曜経でみると宿星の関係は多種多様な人間関係としてあらわすことができます。
このうち、人間関係を見る三・九の秘法とは自分の本宿星を「命」として逆時計回りの9番目を「業」、18番目を「胎」として人間関係における相性を見ます。
また命から業までが「一・九の法」といい、業から胎までが「二・九の法」、胎から命までが「三・九の法」といいます。
この三つを合わせ「三・九の秘宝」といいます。
その中で人間関係性の相性別に分けてみると相性はたった6つのパターンに分類することが出来るのです!
自分と同じ宿星である命宿のグループと同じグループの胎業、互いに栄えることができる栄親、似た者同士の関係の友衰、異質で依存しない関係性の危成、勝てる関係性や負ける関係性の安壊があります。
それに加え胎業、栄親、友衰、危成、安壊には近距離から中距離、遠距離までの関係性が存在します。
そのため、命宿ではお互いが張り合ってしまったり自分を見ている感じを持ってしまう危険性があります。しかしながら、和善宿や安重宿の場合には穏やかな性格であるためお互いにおいて相性が良くなります。
胎業においては前世や来世と因縁づけられる関係性であるため親しくなった後離れる関係性となります。
栄親の場合には出会ったときから気があうという特徴がありますが、近距離の場合には近すぎ、遠距離の場合にはあまり結婚などには向かない相性と言えます。しかし、中距離においてはバランスが取れた関係性と言えます。
友衰の場合には友人や恋人として相性は良いですが、ともに共同作業や深い情緒的関係には成りにくい面があります。
危成はまったく異質ながら惹かれ合う関係性です。また、男女の関係では一気に燃え上がることが多いですが、このような場合には一旦冷却期間をおいて相手のことを良く知ってから関係を深めることが重要です。
安壊は最も最悪の相性と言われる事もありますが、必ずしもそうとは限りません。近距離の場合には名コンビになる場合もあるのです。お互いが重圧になる危険はありますが。